“AIボーカルMV”第二弾!
“AIボーカルMV”第二弾が完成しました!
今回は「スピード感」をテーマに、ボカロ風の疾走感ある楽曲に挑戦しました。
“意味”よりも“リズム”を重視した歌詞、テンポのあるビート…。
前作とはまったく異なるアプローチで、また新しい表現方法にチャレンジしています。
制作スタイルは前回同様「AIとの共作」。
私たちは“ディレクション(指示出し)”に徹し、作詞・作曲・編曲・イラスト・アニメーションはすべてAIツールのみで制作しました。
今回の制作は、イラストづくりからスタート。
MVの軸になるキャラクターを先に決め、そのビジュアルや雰囲気に合わせて、歌詞を生成するという流れを採用しました。
…が、ここで早くも大きな壁にぶつかることに。
今回は顔まわりの装飾やアクセサリーがかなり多いデザインにしたのですが、これが大問題に。
同じキャラクターの“別構図”がまったく生成できず、少し角度が変わるだけで「もはや別人では?」という現象が多発。
結果的に、納得のいくビジュアルにたどり着くまでに500枚以上のイラストを生成することになりました。さすがにしんどかったです…笑
▼これが、当初有力候補だった少女のイラスト。


▼同じように見えて全部違うイラストです。(作成したイラストのごく一部。)

顔に特徴的な模様があるため、同じ人物が複製できず残念ながら今回は見送ることに…。
▼今回採用した少女のキャラクター。

▼前回同様、全身が苦手なMidjourney。

無事にキャラクターが決まり、次は楽曲制作フェーズへ。
今回も作曲には「Suno」を使用し、テンポやビート感にこだわって30〜40曲を生成。
その中から2曲をピックアップし、メンバーと相談して今回の1曲に決定しました。
MV内で使用しているドット絵演出は、実はChatGPTを使って流行前から制作していたもの。
「もうちょっと早く出していれば…!」と少し悔しい思いもありましたが、今回の世界観にぴったりだったので満を持して採用しています。

編集フェーズでは、構図の似たカットが多いぶん、文字やエフェクト、カットの切り替えなどを駆使して“動き”を演出。
MV全体のイメージが初期段階から明確だったこともあり、今回は比較的スムーズに編集を進めることができました。
「AIを使えば、すぐにカンタンにできる」なんて大間違い!
今回もやはり試行錯誤の連続でした。
でもだからこそ、自分たちの「やりたい」にとことん向き合えたし、完成したときの喜びはとても大きかったです。
AIは、私たちにとって「便利な道具」であり「制作の仲間」でもあります。
そんな思いを込めて制作した第二弾MV、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
制作過程のさらに詳しいエピソードは、noteでも後日公開予定です!
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