『舟を編む〜私、辞書を作ります〜』(NHKドラマ)|「社長テーマ課題」制度 vol.3
第三弾のテーマ『舟を編む〜私、辞書を作ります〜』(NHKドラマ)
池田エライザが主演で映画からのスピンオフ「舟を編む」です。
こちらの「エピソード5」です。
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「舟を編む」とはある出版社の辞書編集部の話。
みんなが日頃検索する「辞書」、つまり「言語の標準」を作る部署の人たちの話。
今回はその「舟を編む」のスピンオフ、ファッション雑誌編集部より転属させられた池田エライザが主人公の話。
話全体は10話あるのですが、今回はエピソード5に描かれる「ある場面」から課題です。
課題は「コミュニケーションとは?」です。
家族、親友、仕事仲間などなど、普段から会話をすることがある相手でも、ちょっとしたことで行き違いが生まれる。(というか行き違いなんてしょっちゅう生まれる)
ちょっとした行き違いで喧嘩するくらいならコミュニケーションなんて取らない方がマシ。
けどなぜ私たちはコミュケーションをとるのでしょうか?
それが今回の課題です。
今回の社長賞は…!!
『同じ脳みそなんてない』
作者:Y氏
<受賞作に対しての社長コメント>
今回も面白い感想文、ありがとうございました。
同じ脳みそなんてないでは、タイトルからも感じるコミュニケーションに奥深さへの理解を感じました。
ありがとうございました!
『同じ脳みそなんてない』
船を編むを見て、エピソード5しか見てないのに涙が止まりませんでした笑 ちょっとしたすれ違い、思っていることを話せなかったが故に母に対して【怖い】という気持ちが 何年も消えなかったみどりを見ていてコミュニケーションの大事さをより考えました。
さて、今回の課題である【コミュニケーションとは?】について。
行き違いや喧嘩するくらいならコミュニケーションを取らない方がマシなのになぜ私たちはコミュニケーションをとるのか。
行き違いについて
私はまず行き違いが生まれることは悪いことではないと思っております。
確かにその行き違いで喧嘩してしまうことはありますが、その人の人となりや考えを知れるきっかけになると思います。
人は同じ脳みそではないので、いくら家族でも話さなかったり思いや考えを口に出さないと何を考えているのかどう思っているのかわかりません。
【言わなくてもわかる】は独りよがりの相手に対しての勝手な期待だと私は思っています。
同じ脳みそではないからこそ意見の食い違いや考えの相違は発生するものではあると思います。
しかし、コミュニケーションを取っていてもすれ違いが発生する中で
・言わないでも通じるわかってくれる
・少しの説明でも通じるだろう
は、相手に通じていない、相手はわかっていないと思うべきだと思います。 自分がわかっていても相手に伝わらなければ意味がなく、避けれるはずの行き違いが生まれます。
行き違いが起きて喧嘩になる理由としてほとんどが 【相手の話をしっかり聞いていない】か【相手が理解できる言葉選び、順番で細かく話せていない】のどちらかだと思います。
そこの部分を少しでもお互いに気をつければある程度のすれ違いは避けれるのではないかと思っております。
同じ脳みそなんてない
上記のようなことがめんどくなって避けたくなる気持ちも少しはわかりますが、どんなに勉強ができたとしても、コミュニケーションをとることを避けてしまうと、人間としての薄っぺらいものになってしまうなと思います。
自分主観からしか物事が判断できなくなってしまったり、相手の気持ちを考えるという力がなくなってしまったりと大事な部分が欠落してしまうと思います。
話が逸れてしまいましたが、今回の課題である船を編むでも母とみどりがちゃんと話し合わなかったが為に行き違いが発生し何年も気まずい状態が続いてしまいました。
話し合えばみどりもお母さんに対して怖いという感情は生まれなかったし、お母さんもなぜみどりは私のことを避けているんだろうとモヤモヤすることもなかったと思います。
話さないとその人がなぜその行動をしたのか、なぜその言葉を投げたのか同じ脳みそなんてないのでわかりません。
コミュニケーションをとることでより相手を知って、自分自身の考え方も偏った考えではなく、こういう考えがあるんだと柔軟な考え方もできるようになります。
最後に
コミュニケーションをとることで、たくさんの考えや感情を知ることは教科書には載っていない大事なことを教えてくれて、自分という辞書をどんどん分厚くしてくれるのでどんなに喧嘩になっても行き違いが発生してもコミュニケーションは絶対に取るべきものだと私は思います。
以上、社長賞の受賞おめでとうございます!!
単なる情報の伝達手段としてのコミュニケーションではなく、「なぜ私たちは衝突のリスクを負ってまで他者とつながろうとするのか」という根源的な動機を深く考える課題でした。
仕事においても日常生活においても、行き違いは避けられません。
しかし、行き違いを恐れてコミュニケーションを放棄することは、信頼関係の構築を放棄することと同じです。
たとえ衝突があったとしても、互いに歩み寄り、誤解を解き、共に理解を深める努力が必要だと思いました。
特に、仕事においてはチームの連携が重要であり、社内外の関係を円滑に進めるためには、互いの立場や思いを汲み取り、共に解決策を見つける姿勢が欠かせません…
「行き違いが生じたときにこそ、あなたはどう向き合うのか?」